確かな技術

木の質感にこだわり、製材する技術

■丸太を持ち込んでいる製材風景

■この木は長さ6m、元径1m40㎝もあります

丸太を持ち込んでいる製材風景
この木は長さ6m、元径1m40㎝もあります

木の感性をみる

木材というものは見れば見るほど不思議な気持ちと感動を人に与えてくれます。たぶん同じ建築材でも鉄骨の型鋼を見て惚れ惚れとした感情を抱くことなどないと思いますが、木にはそれがあります。ここに紹介する写真は北米産の日本名で「サワラ」という木にあたるものです。桧の仲間で独特の良い香りがあります。

製材は丸太ごとに立ち会って木取りを指示しますが、実際挽いてみないと中身がどうかわかりません。一応は経験で指示は出しておくのですが、挽きながら何が出るか気が気ではありません。
予想以外の結果にすぐ指示を変えることも多々あります。  
そんな丸太との真剣勝負にも似た格闘作業に数日間つき合うこととなりますが、あんなにやかましい製材機の脇にいても、とくに苦にならないのはなぜでしょうか、不思議なものです。
木は見ていて飽きないばかりか、次に何ができるか興味津々なのです。

土地の耐性を見極め、改良する技術

■スウェーデン式サンディング法(地質調査)

■支持地盤の深さに柔軟に対応

安心は足元から

建物と言わず地上に設置する工作物はその荷重を土地に依存する以上、土地の持つ地耐力に感心を払わなければいけません。耐力のない場合はそれに合った基礎構造と地業が必要となります。
具体的な方法は,地質の改良や置き換え、杭打ちなどが代表的なものです。

荷重が一般の積雪標準を超えても耐えられるという発想の建物があります。その為には、基礎構造が通常の重み以上にも耐えられるように造ることが必要です。  
社会の高齢化が進む現代では、ある程度の雪なら降ろさないで過ごす耐雪住宅や、克雪住宅などが一般化してくれば,住宅の基礎といえども、しっかりとしたものが求められます。既存の住宅の枠にとらわれない幅広い技術を取り入れております。

土地の地盤に合わせた改良の例

ダイレクト打込み               鋼管杭無振動作業

基礎杭の現場施工               表層改良

振動の心配がない土地には直接杭を打ち込みます

最も多く採用している支持地盤の深さに柔軟に対応できる方法です

現場で良質な層に届く杭をセメントと土を混ぜながら作る手法です

表層が軟弱で浅い土地に採用します。地盤全体を1mの厚さで固めます