住宅ローン適正予算の算出

住宅ローンの借り入れ適正価格とは?

(=無理なく返済できる借入額)の算出方法にはいくつかの考え方があります。

以下に代表的な方法とその考え方を説明しますので参考にして下さい。


 1. 年収倍率(返済負担率)を使った方法

■ 一般的な目安

住宅ローンの借入可能額=年収 × 5~7倍

 → これは金融機関が貸してくれる上限の目安です。

適正な借入額=年収 × 3~5倍

 → 無理なく返済できる範囲を目安とします。

例:年収500万円の場合

→ 適正な借入額は 1,500万~2,500万円程度


2. 返済負担率(返済比率)から算出する方法

■ 返済負担率とは?

年収に対して、年間のローン返済額が占める割合のこと。

一般的には:適正返済負担率:20%以下

上限返済負担率:25%~35%(金融機関の審査基準)


■ 計算ステップ

1.年間返済可能額の計算

 年収 × 適正返済負担率(例:年収500万円 × 20% =100万円)


2.借入可能額の試算(住宅ローン返済シミュレーション)

以下は一例(元利均等・固定金利1.5%、35年返済)です。


年間返済額 借入可能額の目安(35年)

  80万円    約2,200万円     

100万円   約2,750万円     

120万円   約3,300万円     


*金利や返済年数によってこの数字は変わります。


 3. 生活費とのバランスで考える方法

以下のように「生活に無理がないか」から逆算する方法も重要です。


  • 月の生活費・教育費・貯金などを見積もる
  • 残った金額から、毎月返済可能なローン額を試算
  • その月額返済額から借入額を逆算


補足:適正価格のチェックポイント

  • 今後のライフプランを考慮(子ども・教育費・老後資金など)
  • 共働き収入は1人分で見積もるのが安全
  • 金利変動リスクも考慮する(固定 or 変動)
  • 頭金を用意できるか
などをトータルで考えましょう。

住宅ローンは、「借りれるか借りれないか」という単純な話ではありません。

あなたの適正金額をきちんと算出し、将来まで安心して返済し続けられる計画を立てましょう。

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